日本赤十字社 神戸赤十字病院

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薬剤部

薬剤部の概要

基本理念に『そなえよつねに』を掲げ、全人的な成長と共に質の高い医療の提供ができるように取り組んでいます。

基本方針

  • 質の高い医薬品情報を提供する
  • 医療チームの一員として治療に貢献する
  • 経済性等を考慮した医薬品管理に努める
  • 患者さんの状態や薬剤の特徴に基づいた最適な処方を提案する
  • わたしたちは常に赤十字の、神戸の救護員であることを自覚し行動する
  • ことにあたっては自調自考、皆行皆証

調剤・医薬品の供給などの業務をはじめ医薬品の安全管理、情報の収集・提供、服薬指導などを通じて医薬品の適正使用、リスク管理を行い、安心・安全な薬物治療が提供できるようチーム医療に参画しています。

スタッフ構成

薬剤師22名
薬剤補助事務員2名

認定資格者等一覧

(2025年4月1日現在)

学会等団体名名称人数
日本薬剤師研修センター認定薬剤師3名
日本薬剤師研修センター認定実務実習指導薬剤師9名
日本病院薬剤師会日病薬病院薬学認定薬剤師11名
日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師1名
日本医療薬学会医療薬学指導薬剤師1名
日本医療薬学会医療薬学専門薬剤師1名
日本災害医学会災害医療認定薬剤師1名
日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師2名
日本臨床腫瘍薬学会外来がん治療認定薬剤師3名
日本くすりと糖尿病学会糖尿病薬物療法認定薬剤師1名
日本老年薬学会老年薬学認定薬剤師1名
日本腎臓病協会腎臓病療養指導士1名
厚生労働省日本DMAT隊員8名
日本糖尿病療養指導士認定機構糖尿病療養指導士資格取得薬剤師5名
日本栄養治療学会栄養サポートチーム(NST)専門療法士2名
日本循環器学会心不全療養指導士1名

業務内容

調剤業務

お薬の効果と安全性を確保するために、用法・用量、相互作用などを確認しながら細心の注意を払って調剤をしています。調剤されたお薬は、別の薬剤師が再度監査し患者さんが安心して服用できるよう努めています。

薬品管理業務

医薬品の購入と供給を主に行っています。 入院された患者さんに使用する注射薬は、投与量が適正か、混合に伴う変化がないかなどを確認、供給に際しては、アンプルピッカーにより1回使用量ごとを個人単位にセットするなど、安全性の向上に最大限努めています。

製剤業務

安全キャビネット内で外来通院または入院されている患者さんの、化学療法における注射薬の調製をしています。また、食事から栄養摂取する事ができない患者さんに使用する高カロリー輸液も無菌的に調製を行っております。
化学療法における注射薬については、レジメンの管理による処方チェックなどいくつもの確認体制を設けて、安全性の確保に努めています。

薬品情報業務

医薬品に関する情報は、医薬品の選択や検査や副作用の確認、服薬指導など、多くの場面で、常に活用されています。これら医薬品に関する病院内情報を一元的、総合的に取り扱っているのが薬品情報室です。
業務としては、新たな副作用や新薬に関する情報を薬品情報室ニュース、緊急安全性情報として発行し、また院内医薬品集の編集や医薬品に関する問い合わせにも迅速に対応できるよう努力しています。薬品情報の提供を通じて、良質かつ適正な薬物療法の発展に寄与し、更なる医療の向上と効率化を目的としています。
また、血液中の薬物濃度の変動が、有効性と安全性に大きく関る薬剤について、血中濃度の解析を行い、安全で適切な薬物治療が行えるよう支援しています。

病棟薬剤業務

病棟担当薬剤師は医師、看護師、その他の医療従事者と共に医療チームの一員として、入院患者さんの薬物治療をサポートしています。患者さんのベッドサイドで薬物アレルギー・副作用歴、薬物相互作用などの確認をし、医師、看護師に医薬品情報提供を行うことによって、有効で安全な治療が行われるよう努めています。薬効や副作用など、患者さんの情報を医師にフィードバックし、処方提案を行うことで、薬の適正使用を支援しています。

薬剤管理指導業務

入院患者さんを中心に、お薬の作用や使用方法の説明、副作用やアレルギーの確認などを目的に、薬剤師が直接ベットサイドにお伺いしています。入院中の新しい薬の説明や、持参された薬の服用について、また退院後に継続して服用する時の注意点などをお話させていただきます。
また、患者さんからの質問にもお答えし、安心して継続できる治療を一緒に考えていきます。

ICU・手術室業務

ICU業務

ICUでは重症患者さんが入院されています。薬剤師は、ICUのチーム医療のメンバーとして参画し、薬学的視点から医薬品の適正使用を推進することで、患者さんの安全を確保し、安全で安心できる医療を提供するための努力を続けています。

手術室業務

手術室には手術で必要となる麻薬、毒薬、向精神薬などの厳重な管理が必要とされる医薬品が多くあり、適正使用と安全管理の面から、手術室に関わっています。

薬剤師外来業務

入院前薬剤師面談

お薬や健康食品・サプリメントの中には、出血に影響を与えるなど、治療に影響を及ぼすものがあり、事前に中止する必要がある場合があります。そのため、安全に検査や手術を受けていただけるよう、現在服用されているお薬や健康食品・サプリメントなどを確認させていただきます。また、アレルギーや以前副作用が出たことがある薬がないかなどについてもお伺いしています。

※ 現在服用中のお薬がある方は、お薬手帳やお薬の説明書などをご持参ください。

外来化学療法面談

抗がん薬治療の進歩により、がん化学療法は入院から外来で行われるようになりました。薬剤師による医師診察前の面談、および病棟担当薬剤師と連携し、がん患者さんへの服薬指導や相談に応じ、必要があれば副作用に対する支持療法(例えば、吐き気が出る時は制吐薬を内服)の提案を行っています。

病診薬連携業務

診療所・保険薬局の薬剤師と情報を共有し、患者さんが入院してからも、退院してからも安全で充実した医療を受けることができるように連携を行っています。また、保険調剤薬局より、必要時外来の患者さんのお薬の服薬状況等の情報を受け取る体制をとっています(トレーシングレポート)。また、外来で抗がん剤の治療を受ける患者さんが多くなる中、抗がん剤の治療計画(レジメン)についても薬局へホームページ内で情報提供し、もし何か治療上の問題点等があれば、保険薬局から病院へ情報をフィードバックできる体制をとっています。これを次回の診察等に反映することで安心して治療を継続することができます。

チーム医療への参画

医療安全、感染対策、糖尿病、がん化学療法、緩和などのチーム医療の一員として、薬剤師の職能を活かした活動を行っています。

治験業務

治験事務局、治験薬管理など治験に関する業務を行っています。