日本赤十字社 神戸赤十字病院

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専門センター制について

当院では専門的な医療チームを推進し、急性期の患者さんに対して、効果的かつ効率的な医療を提供するために「専門センター制」を導入しています。 「専門センター制」とは、従来の診療科の垣根を越え、領域別・臓器別に複数の診療科や多職種が協同して患者さんを診ることです。

ER・総合診療センター

高齢化社会を迎え、患者さん一人が持つ疾患が複雑多岐にわたり、診療の中心となる疾患に対する治療だけでは患者さんやご家族のニーズに十分答えられないケースが増えてきました。
看護、リハビリ、精神面や社会保障制度のサポートを含めた「全人的医療」が必要とされている一方、医療現場は著しく専門分化が進んでおり、その隙間で「どの科を受診すればよいのか」と迷われる患者さんやご家族が多くなっている現実があります。
そんな中「神戸の人々が生涯にわたり安心して過ごせるような都市型の総合診療を創りたい!」という思いから神戸赤十字病院・ER総合診療センターが誕生しました。
ER総合診療センターの役割は「一人一人の患者さんと医療を適切につないでいく」ことです。
患者さんに寄り添うことができる豊かな人間性と、病態を適切に把握する能力をもって、患者さんの真の問題解決に貢献できる診療を目指しています。
診療は総合内科医のみではなく、整形外科、外科、消化器系、循環器系、感染症、心療内科系、看護師、薬剤師、栄養士、リハビリテーション療法士など、様々な専門性を持ったスタッフとの院内連携、また、地域の医療機関、高度専門施設など様々な連携を必須としています。
どの科にかかってよいか分からないという方、何かしらの相談をしたいという方も総合診療科を受診してください。
また、神戸赤十字病院は併設する兵庫県災害医療センターと連携しながら24時間365日体制で1次救急から3次救急まで幅広い救急対応ができる体制をとっており、これは全国的にも他に類をみない仕組みです。具体的には、最重症の患者さんは兵庫県災害医療センターで、また脳卒中や心筋梗塞等の患者さんに対しては重症度に応じて神戸赤十字病院と災害医療センターの両病院で対応しています。これらの強みを生かして、「断らない医療」を掲げながら年間3000台以上の救急車を受け入れています。当院への入院患者さんのおよそ7割は緊急入院となっていることから、救急診療においても患者さんにご安心いただけるよう尽力しています。
また、若手医師の教育にも力を注いでおり、日々の診療や定期的な勉強会などを通じて「幅広い視野と協調性を備え、全人的、多角的な診療ができる医師」を育成しています。これらの取り組みを通して、地域の皆様のお役に立てるよう心がけています。

形成・創傷治療センター

形成外科・創傷治療センターでは、主に乳房再建、顔面骨折・軟部組織損傷、外傷・腫瘍切除後の難治性創傷を取り扱っています。乳房再建は自家組織、インプラント等を用いて行っており(いずれも保険診療)、乳腺外科との協力体制により、腫瘍切除と同時に乳房の再建を行うことも可能です。顔面外傷では下顎骨を含むあらゆる顔面骨折に対応しており、複雑な顔面多発骨折の手術も多く手掛けています。また、陳旧性骨折に対する骨切手術なども症例に応じて行っており、急性、慢性の難治性創傷に対しては必要に応じて手術および手術以外の治療を選択しています。マイクロサージャリーなどの高度な技術を用いた再建手術も行っております。 多くは手術による治療ですが、必要に応じて手術以外の治療法も選択することも可能です。上記以外でも形成外科全般の疾患に対応しておりますので、ぜひご相談、ご紹介ください。

脳卒中センター

脳卒中センターでは、脳神経外科医と脳神経内科医が連携して、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、その他脳血管障害)の診断治療にあたっています。脳卒中は急な発症が多いので、救急体制を組織し、診断から外科的(手術的)・内科的(保存的)治療、血管内治療を円滑に行うように協力しています。また隣接する兵庫県災害医療センターと一体化運用を行っているため、重症脳卒中は災害医療センターの救急科医師と協力して対応することにより、脳卒中を軽症から重症まで急性期から幅広く診断治療できる体制となっています。 合併症に対しての院内他科との協力、急性期からのリハビリテーションの施行、医療ソーシャルワーカーと協力しての慢性期維持療法への移行を実現することにより、脳卒中患者さんへの全人的治療を行っています。

心臓血管センター

心臓血管センターでは、循環器内科と心臓血管外科の2科が一体となり、心臓血管領域の治療を行っております。対象疾患は、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、僧帽弁、大動脈弁や三尖弁の異常などの弁膜症、心房細動や心室頻拍などの不整脈、心不全、心房中隔欠損や心室中隔欠損などの成人の先天性心疾患、大動脈瘤や大動脈解離などの大動脈疾患、四肢の血管の狭窄などの末梢血管疾患などです。 専門医を毎日当直に配置し、24時間365日いつでも救急対応を行っております。これまでも循環器内科と心臓血管外科が連携して、急性心筋梗塞に対する緊急カテーテル治療ならびに緊急冠動脈手術、心不全に対する集中治療、致死的不整脈(心室細動など)に対する救命処置、大動脈瘤破裂や急性大動脈解離に対する緊急手術など行ってまいりましたが、さらに連携を強め治療にあたっていきますのでよろしくお願いいたします。

呼吸器センター

呼吸器内科では、胸部の悪性疾患・良性疾患を問わず、呼吸器疾患全般を診療しております。また肺がん領域においては種々の臨床治験にも参加し、新たな治療にも積極的に取り組んでおります。
呼吸器外科では、肺がん・縦隔腫瘍・気胸の他、炎症性肺疾患や胸膜中皮腫の手術など胸部外科で対応する手術は全て対応しております。また可能な症例では患者さんに負担の少ない胸腔鏡手術を積極的に行っております。 今後も紹介医療機関との連携をより深めていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

消化器センター

消化器センターでは、消化器内科、外科、消化器外科、放射線科、病理部が緊密に協議し、症状や疾患を問わず一貫した治療を提供しております。 各専門医の意見を集約し、一人ひとりの患者さんに最適な診療方針を立てることにより、初期診療から高度専門医療まで幅広い消化器疾患に、より迅速な対応と継続的な診療が可能となっております。

大動脈ステント治療センター

当院では、早くより大動脈瘤に対してステントグラフト治療に取り組んできた豊富な経験を有し、これまで多くの患者さんを大動脈瘤破裂による死の危険から救ってまいりました。大動脈ステント治療センターでは、胸部、腹部ともにステントグラフト指導医の資格を持つ常勤医が24時間体制で迅速に対応いたします。 ステントグラフト治療に関心をお持ちの患者さん、医療関係者の方々、当院へお気軽にご相談ください。

脊椎・四肢外傷センター

当院では2003年の開院以来、脊椎由来の症状を持つ患者さんの病状を改善し、日常生活への復帰をお手伝いしてまいりました。また隣接する兵庫県災害医療センターと協力し、脊椎・四肢・骨盤外傷等の急性疾患の治療にも携わってきました。 脊椎・外傷センターでは、整形外科医と救急医ならびに関係各科の連携のもと、脊椎脊髄損傷を含む脊椎疾患全般と外傷全般について、これまで以上にきめ細やかな診断・治療を提供してまいりますのですのでよろしくお願いいたします。